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ブリー(BREE) ボストンバッグ 革当て修理②
ブリー(BREE) ボストンバッグ 革当て修理の続きです
ファスナー部分と真ん中の縦ベルトの糸は解いて革を入れ込みます。
外側サイドパイピング部分と底の横ラインは糸は解かず作業します。
鞄と格闘しています~!
修理じゃないです、格闘です!!((;゚Д゚)
↑縫いとか、、鞄支えるのにハアハアなるくらい体力勝負( ;∀;)
でも縫い目は一つ一つ正確に追っていきます。
↑よ~やく形にはなったかと思いきや。。あれ革の色が、、、明るい?(;゚Д゚)
↑室内で見たらこんな感じ。
↑でも外で見たら、ツートンカラーやん。。
鞄持って行って革屋さんで選んだ時はバッチリやったのに。。
革の色って難しい。。( ;∀;)
でもまあ、そうでなくとも気がかりの一つではあったんです。
他が使い込まれた革なのに、ここだけ新しい革になってどんな感じやろ?って。
なのでやはりどちみち、避けては通れないか。。
はい!では鞄に合わせた感じに、汚しをかける補色していきます!!
もう少し続く。。
ブリー(BREE) ボストンバッグ 革当て修理①
今回はブリー(BREE) ボストンバッグ 革当て修理です。
ずっと保管していて気づいた時には劣化が進行していて
こんな状態になったそうです。
依頼主さまご自身で色補修を試みるも、あまり効果なく、
遠方より電話にてご相談いただきました。
カバンは見ないでお客様の話を聞いただけでしたが
いつものごとく、「分かりませんが、、何とかしてみます~」
という事で送っていただきました。
到着。
・・・か、鞄がでかい!(笑)
そして修理する範囲も広っ!!
電話では鞄の大きさ想像できませんでした。
40センチくらいと聞いていたのはバッグの大きさだと思ってましたが、
修理する部分の大きさだったわけです。(;´∀`)
↑ほんと表側の片方の革だけ、ぼろぼろになってます。
なるべく安く、、1万円で出来るとこまで!という事で作業進めます~(^^)/
鞄をばらすと費用がぐんと上がるので方法としては革当て修理になるとお伝えしました。
細かい事はすべてお任せいただいたので、出来るとこまでやっていきます~。
↑作業効率が悪いのでベルト金具の部材は外します!
↑革を調達する間に修理か所とにらめっこして、修理のまとめ方を考え中~(´・ω・`)
↑革屋さんで色を選んで薄く漉いてもらった革が到着~。
あとは接着+縫いをどんどん進めていくのみじゃ~!!( `ー´)ノ
続く。。
イケテイ(IKETEI) バッグ底 革当て修理
今回はイケテイ(IKETEI) バッグ底 革当て修理です。
底の4隅すべての布地部分に穴が開いていて、ここの修理です。
穴の周囲も汚れているので
上から革をあてて汚れを隠す方法も提案致しましたが、
出来る限り(シミなども含めて)今の状態を残したいという強いこだわりをお持ちだったので
穴の部分だけきっちり補修することになりました。
↑中の黄ばみも気になるとの事で、まず全体的なクリーニングをさせてもらいました。
1枚目がビフォー、2枚目がアフターです。
ファスナー周りの黄ばみは接着剤なので、落ちません。
それ以外はかなりキレイになりました。
革と布のバッグなのであまりしっかりしっかりは洗えないという事は受付時にお伝えしています。
↑布地に近い色の革をつかいます。
↑穴に裏から革あてて、伸びないように補強テープをかぶせます。
これを縫い合わせる!×4 やって完了です。
未熟な自分には1日作業です(;´∀`)
↑仕上げで革全体にに栄養を与えます。
クリーニングのあとは必須!
完了です~(^^)/
破れた布地部分もなるべくそのまま残しながら修理するとこんな感じになりました。
下地の革はしっかりバッグに縫いこんで、そこに布地を接着しています。
「シミや傷痕がなくなるような修理ならしない!」
ご依頼主さんの考えはとても素敵だと思いますよ~(*’▽’)
今まで使ってきた証を消さないで長持ちする修理、出来たかな?
今回の隅4か所 革当て補修+クリーニングで¥15000 でした~。
横マチの構造が複雑で結構ばらさないといけなかったので金額も少しお高くなりました。
ご依頼ありがとうございました~(^^)/
コムサ バッグ 隅破れ革当て修理
今回はコムサのバッグ 隅破れ革当て修理です。
きっちり直すには内側からつまんで縫えないとだめなんですが、
バッグの背面(体側)のみ全周縁革巻きでまとめているカバンなので
修理の為にバッグをひっくりかえせません。。
予算的にも大がかりな修理に出来ないので
破れ箇所上に革をあてて縫うという応急処置的修理で受付いたしました(^^)
修理するために少しずつばらしながら「どうしよかな~(´・ω・`)」なんて慎重に検討していると、
・・・・・
!
あれ?いけるやん?
ばらしてみて初めてわかることもあり、修理方法変更!
きっちり補強革を組み込みます!
とはいえ背面ぐるりの巻革部分がいつでもどこでも邪魔をする~( ;∀;)
他人に見せられない色んな体勢で鞄を支えつつ(笑)ミシンで縫い進めます。。
よ~やく完成~(^^)/
きっちり直りました~。
今回 隅2か所 革当て修理 で ¥4000 でした~。
1か所¥2000~¥3000 が革当て補修の目安です~。
ご依頼ありがとうございました~(^^♪
NICA バッグ 合皮劣化めくれ 革当て修理
今回はNICA バッグの合皮部分の革当て補修です。
バッグ ウラ側を中心にの合皮がめくれてます。
劣化で接着が剥がれ、薄皮がどんどん剥がれていく状態です。
特にひどいのは側面です。側面上部の縦縫い部分を境にウラ側方向かけてのめくれがひどいです( ;∀;)
この穴から内部の劣化して剥離した粉がいっぱい出てきます。。
なんとかせねば。。
こういう場合、劣化した合皮は素材として当てにならんので、本革をあてて修理していきます。
問題は範囲ですが。。
予算に応じて、長持ちさせるために効果的な方法を考えます。
小さいめくれは各所にありますが、1番やばいのは、やはり体やモノで常に擦れる裏側上部です。
今回は裏側上部エリアすべて!本革を当てて補修していく事にしました。
このバッグに限らず、合皮が1番めくれやすいのは縫い部分からです。
ミシン目がはいってるようなもんなので、今回はなるべく、新たなミシン目は作らない方法でいきます。
↑でかくて色合いが近い革をあてがってイメージします。
新たな革を下に入れ込んで縫うために、既存の縫いを解こうとしたのですが、
糸を解いた部分からまた合皮がめくれていくのが分かったので中止!
これが一番キレイに仕上がるんだけど。。しゃーないしゃーない(´・ω・`)
くそ~合皮め~(/_;)
↑下の帯部分が既存の素材で、上に縫いこまれているのが新しい本革です。
今回は周囲の帯部分より1段降りたとこに革を縫い付けて、
本革の端っこは1段上がった帯部分に入れ込みます。(なるべく革の端が目立たないように)
帯部分より1段下がったとこを縫うので合皮のめくれを心配する必要なし!
↑側面だけは内側に巻き込んで中でしっかり縫い合わせ(^^♪
メイン部分終了~!
あとは開口部のマグネットボタン周辺のダメージもひどいので、
革当て補強していきます。
↑引っ張るたびに合皮が伸び~てます(@_@)
↑簡易ですが革を間に挟み込み補強していきました。
完成~(*´ω`*)
他の箇所の細かいめくれは、出来る限り見つけて接着しています。
プレゼントでいただいた大事なバッグで、少しでも長く使いたかったとの事でした。
郵送での依頼で発送前に何度かお電話差し上げたのですがつながらずで
お客様の反応は分かりませんが、
しばらくは使えそうなレベルまで直せてるかな?
気に入ってくれるといいのですが(*’▽’)
今回の合皮革当て補強 修理方法はこちらにお任せで¥6000でした~。
ご依頼ありがとうございました~(^^)/
リーガル 革裂け補修&オールソール(黒)
今回はリーガルの革補修+オールソールです。
2足あって(黒と茶)今回は黒の方を紹介します。
両方ともリーガルに持って行っても
修理不可との事でご来店になりました。
甲の革が底縫い部分を境に、パックリ裂けて開いてしまっています。
どんどん水が入ってくる状態です。。
全体の革の状態もかなり履きこまれた跡があります。
縫いもほどけて、底の糸もすり切れている状態です。
修理できたとしても今までと履いた感じ変わるはずですし、買った方が安いかもですが、愛着があるとの事で、、
なんとかしてみます~という事でお預かりしました。
↑底縫いを外しながら様子を伺います。
なんとか、、なるのか?
↑底を外すとこんな感じです。
これからどうするかというと、
革が無い部分に革を補強して一体化させた後、底に巻き込んで底縫いをする。。
ざっくり簡単に言うと、そんな感じです(‘ω’)ノ
↑靴をばらしてる間に、縫える部分は縫っちゃいます。(^^)/
↑革を補強して伸ばした図
革が重なる部分が出来るので、履いた感じは変わります。
今回はそれを説明させてもらった上での作業です。
↑革を延長したら底を付けていって完成です。
完成です~(*’▽’)
見た目でどこに裂けがあったのか分かりませんし
頑丈に直っています。
実はもう1足の方はもっと大変なんです~。。( ;∀;)
それと比べると、この靴は構造的にまだ優しかった。。
続く。。
今回の修理代金は通常のオールソールよりも当然お高くなります。
靴の状態により金額が大幅に変わりますので、
現物を見たうえで個別に見積もりさせてもらっております。
フィッティング等が出来ない状況では安易にお受けできませんので
ご了承ください。
ご依頼ありがとうございました~(^^)/
<お知らせ>
当店、(カギの出張工事)、(靴、カバンの宅配サービス)をメインに運営しております。
(カギの出張工事)、(靴、カバンの宅配サービス)中は店舗が閉まっていることが多いので
ご来店の際は一度電話確認していただく事をお勧めしております。
0120-993-779 まで。
お手数おかけしますが、よろしくお願いします。(^^)/
グッチ ショルダーバッグ 革当て修理
今回はグッチのショルダーバッグ 革当て修理です。
肩紐の根元周辺が擦れて、どんどん広がっていくのを
食い止める修理です。
革当てによって多少のデザインの変化はお任せいただきました。ありがとうございます(^^♪
「変にしてほしくないけど、そこまで気にせんでいいよ~」と優しく
言っていただきました。
・・・が!
やっぱり気になるんです~(;´∀`)
擦れ部分をガッチリ守りつつ、デザインを壊さないのはどういう形か。。
結構な時間、バッグとにらみ合い悶々としていました。
性格なんですね~、仕方ありません(笑)
最後の仕舞の方法はイメージ描けてなかったのですが、
まあやりながら考えていくという事で。。進めていきました。
↑一体感をだす為、根元の革を外し、補修用の革をサンドイッチします。
↑どんどんバラしていきますよ~( `ー´)ノ
↑色んな革の形で最後どうなるか、悶々としてる図
↑なかなか最後の納め方が見えず・・でも納期に尻をぺんぺん叩かれ
奮起してたどり着くの図
↑細かい仕上げして~ ようやくゴ~ル( ;∀;)♪
後ろは擦れてる面積広かったのでガッツリと。
前面はデザインのお邪魔にならないよう最小限の革当てで抑えてます。
両サイドとも1枚革で作成しているので、余計なつなぎ目とかもありません。
今回の革当て修理は ¥7000でした~(^^)/
南港の方で閉店後の時間に無料集荷しました。
これから配達もさせてもらいます~。
喜んでいただけるといいのですが。。
ご依頼ありがとうございました~!