C様 ラルフローレン 財布 再生日記

ラルフローレン 財布 使えるようにお任せ修理④ 完結

さあて、最終仕上げです~(^^)/

財布の端っこの断面(コバ)のコーティングです。

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↑断面きれいに揃えて~

隙間あったら接着して~

更にコバの表面を磨きます~。

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後はきっちり調色したコーティングでコバ全面を塗っていきます!

元々は革で巻いて縁革処理されていましたが、

コーティングする方法を選択しました。

コバのまとめ方もデザインを決定づける大切な部分です。

決めかねていた壁の一つでした。(;´∀`)

そして・・・ようやく完成~~!!!( ;∀;)

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どや~?

画像多くて何枚あんねん!って突っ込んだ人も多いハズ(笑)

 

消耗しやすい部分は補強テープ仕込んでるので、

見た目革やけど引っ張っても裂けないスーパーレザー(笑)になってますよ~。

デザイン大事!

長持ちも大事!

思い出も大事!!

全部の大事を上手くまとめれたかな?

とりあえず今自分の出せるものは全て出して、まとめきったつもりです~(*´ω`*)

ラルフローレン 財布  補強、再生修理  ¥15000 でした~。

ご依頼主さまには、長い間快くお待ちいただき、とても感謝しています。

ご依頼ありがとうございました~!

 

 

 

 

 

 

 

 

ラルフローレン 財布 使えるようにお任せ修理③

革の折り目部分の補強の次は、破れた布地を交換していきます。

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↑この布地です。

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↑ここまでバラした状態なら布地の張替は難しくありません。

ただ元の革の針孔を使って縫っていくので時間がかかるだけ!

 

はい!またまた山場がやってまいりました。

小銭入れの部分が革のマチになっているのですが、全部交換していきます!

この辺りも元の革をどこまで使うか、でかなり悩まされたところです。

 

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↑こんな感じでした。

。1枚の薄い革で左右と底のマチが作られていました。

サイドの破れがひどく、

お客様がご自身で縫い繋いでなんとか使ってた状態です。

 

近い感じの革を用意して交換します。

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↑薄く漉いた革の裏には補強テープを貼ってます!

(元々の革には補強はありませんでした)

見た目は同じでも強度がはるかにアップした革マチになりますよ~(^^)/

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↑形の補正と縫い代を作るために、角とかは革を仕込んでます。

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 ↑ここをきっちり縫いきれるかが、勝負です!!

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↑なんとか、、、縫えたかな?(;´∀`)

あとはステッチを手縫いして、重なり合った端っこの処理して完成です!

続く。。。

 

ラルフローレン 財布 使えるようにお任せ修理②

続きです。。

ずっとお預かりしていたラルフローレンの財布です。

すべては自分の修理レベルが低い為、手を出せなかったという事につきます。。

そあいて今、ようやく作業始めます~(‘◇’)ゞ

 

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画像では原型分からないと思いますが(;´∀`)

まず問題は縁革でした。

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↑全体的に縁革が痛んでいるのが前提です。

よく見ると財布の外側、メインの革をそのまま折りこんで縁革にしているのです。

この構造が思考停止した原因の一つです。

パッと表側を見た時に、つるっとした1枚の革だけ見える。。のがこの財布のデザインの大事なところかと思いました。

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↑このつるっと1枚革!って感じです(‘ω’)ノ

 

ただ現実には、この縁革、もうぼろぼろで利用できないんです。

構造が複雑で縁革が無いと、コバ(端っこ)の部分には何層もの(革、布、革、布)が見えてくる財布です。

1枚革を巻き込んで複雑な構造をシンプルに見せている財布だという事です。

その巻き込んだ革がぼろぼろで使えないとなると。。

・新しく縁革を作って側面を覆う→

①表面のデザインの印象がかなりおかしくなりそう。。

②周囲全体なのでその革の厚み分、全体的に分厚くなってしまう。。

どう想像してもデザインおかしなりそうだったので却下!!

。。何回考えてもその方向だけは却下!になっちゃうんですよね~(;´∀`)

じゃあ、どうすんの?って話です。。

 

・・・・・一個一個の経緯を文章で説明すると、とんでもなく長くなりそうなので、

作業の流れだけ、、紹介していきます(‘◇’)ゞ

問題は上記の事だけでなく、

色んな問題が色んな方向から混じり合いまくって

アタマの中でギュッと答えにならんかっただけです。

 

結論としては、折り込まれた元々の古くなった縁革を全部さっぱりカットしました!

そうする事には多少、勇気がいりましたが、ようやく前に進めました。

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↑この凸凹部分の修理もするので、、

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↑まず近い色の革を内側から貼り付けて欠けた革の補充をしました。

 

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↑ただ革当てただけでは長持ちしません!

ベースの革にはもう強度が期待できないので、強度は補強テープに担っていただきます!( `ー´)ノ

この仕込みを周囲にしています。

なのでぼろぼろに見える革だけど、両手で引っ張ってもビクともしない財布に仕上がるはずです~(^^)/

はい!今日はここまで~(^^♪

財布はもう完成しているので時間がある時に続き更新していきます~

 

ラルフローレン 財布 使えるようにお任せ修理①

今回はラルフローレンの財布 補強再生修理です。

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↑使い込まれてすごくいい艶が出ています。

一見、なんの問題もないようですが、よ~~く見ると・・・・(´・ω・`)

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↑こ、これはかなりのダメージ!!

複雑な構造。。

ポケットがたくさんあり、その内側の布地もボロボロです。

片方のエリアの外周を囲うように存在する薄い革は裂けてしまって

持ち主様が手縫いで応急処置をされています。

それも、もう限界です。

外周の縁革も(ここまできたら当然ですが)すり切れて欠損している部分もあります。

 

う~ん。。。どうしよ。。( ;∀;)

使えるようにするのは大前提で、そこからさらに長持ちさせるために強度アップも図りたい。

デザインは変わったら違う財布になるし。。

大事な財布のイメージを損なわずに修理する方法、、。

全く完成形がイメージできませんでした。( ;∀;)

過去形なのは、お預かりしたのが1月(!)だったからです。

なんとかします~とお預かりして壁にぶち当たりました。。

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裂けてた部分を除去しながら考えても、アイデアが全く浮かんできません。

すぐに思考がストップしてしまう。。

これは完全に自分のレベル不足。。

 

型紙おこして~・・というのは新しく作るときの話で、

今回みたいな思い出の品の場合、出来るだけ元の素材を残したい~という場合、

修理方法に正解が無いから困ります(;´∀`)

 

幸い、依頼主様がいつでもいいよ~と言ってくれていましたので、

今回ばかりは思い切り、その有り難いお言葉に甘えました~( ;∀;)

 

続く。。。。

 

 

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