NICA バッグ 合皮劣化めくれ 革当て修理

今回はNICA バッグの合皮部分の革当て補修です。

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バッグ ウラ側を中心にの合皮がめくれてます。

劣化で接着が剥がれ、薄皮がどんどん剥がれていく状態です。

特にひどいのは側面です。側面上部の縦縫い部分を境にウラ側方向かけてのめくれがひどいです( ;∀;)

この穴から内部の劣化して剥離した粉がいっぱい出てきます。。

なんとかせねば。。

こういう場合、劣化した合皮は素材として当てにならんので、本革をあてて修理していきます。

問題は範囲ですが。。

予算に応じて、長持ちさせるために効果的な方法を考えます。

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小さいめくれは各所にありますが、1番やばいのは、やはり体やモノで常に擦れる裏側上部です。

今回は裏側上部エリアすべて!本革を当てて補修していく事にしました。

このバッグに限らず、合皮が1番めくれやすいのは縫い部分からです。

ミシン目がはいってるようなもんなので、今回はなるべく、新たなミシン目は作らない方法でいきます。

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↑でかくて色合いが近い革をあてがってイメージします。

新たな革を下に入れ込んで縫うために、既存の縫いを解こうとしたのですが、

糸を解いた部分からまた合皮がめくれていくのが分かったので中止!

これが一番キレイに仕上がるんだけど。。しゃーないしゃーない(´・ω・`)

くそ~合皮め~(/_;)

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↑下の帯部分が既存の素材で、上に縫いこまれているのが新しい本革です。

今回は周囲の帯部分より1段降りたとこに革を縫い付けて、

本革の端っこは1段上がった帯部分に入れ込みます。(なるべく革の端が目立たないように)

帯部分より1段下がったとこを縫うので合皮のめくれを心配する必要なし!

 

 

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↑側面だけは内側に巻き込んで中でしっかり縫い合わせ(^^♪

メイン部分終了~!

あとは開口部のマグネットボタン周辺のダメージもひどいので、

革当て補強していきます。

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↑引っ張るたびに合皮が伸び~てます(@_@)

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↑簡易ですが革を間に挟み込み補強していきました。

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完成~(*´ω`*)

他の箇所の細かいめくれは、出来る限り見つけて接着しています。

プレゼントでいただいた大事なバッグで、少しでも長く使いたかったとの事でした。

郵送での依頼で発送前に何度かお電話差し上げたのですがつながらずで

お客様の反応は分かりませんが、

しばらくは使えそうなレベルまで直せてるかな?

気に入ってくれるといいのですが(*’▽’)

今回の合皮革当て補強 修理方法はこちらにお任せで¥6000でした~。

ご依頼ありがとうございました~(^^)/

 

 

 

 

 

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