ラルフローレン 財布 使えるようにお任せ修理①
今回はラルフローレンの財布 補強再生修理です。
↑使い込まれてすごくいい艶が出ています。
一見、なんの問題もないようですが、よ~~く見ると・・・・(´・ω・`)
↑こ、これはかなりのダメージ!!
複雑な構造。。
ポケットがたくさんあり、その内側の布地もボロボロです。
片方のエリアの外周を囲うように存在する薄い革は裂けてしまって
持ち主様が手縫いで応急処置をされています。
それも、もう限界です。
外周の縁革も(ここまできたら当然ですが)すり切れて欠損している部分もあります。
う~ん。。。どうしよ。。( ;∀;)
使えるようにするのは大前提で、そこからさらに長持ちさせるために強度アップも図りたい。
デザインは変わったら違う財布になるし。。
大事な財布のイメージを損なわずに修理する方法、、。
全く完成形がイメージできませんでした。( ;∀;)
過去形なのは、お預かりしたのが1月(!)だったからです。
なんとかします~とお預かりして壁にぶち当たりました。。
裂けてた部分を除去しながら考えても、アイデアが全く浮かんできません。
すぐに思考がストップしてしまう。。
これは完全に自分のレベル不足。。
型紙おこして~・・というのは新しく作るときの話で、
今回みたいな思い出の品の場合、出来るだけ元の素材を残したい~という場合、
修理方法に正解が無いから困ります(;´∀`)
幸い、依頼主様がいつでもいいよ~と言ってくれていましたので、
今回ばかりは思い切り、その有り難いお言葉に甘えました~( ;∀;)
続く。。。。