ラルフローレン 財布 使えるようにお任せ修理②
続きです。。
ずっとお預かりしていたラルフローレンの財布です。
すべては自分の修理レベルが低い為、手を出せなかったという事につきます。。
そあいて今、ようやく作業始めます~(‘◇’)ゞ
画像では原型分からないと思いますが(;´∀`)
まず問題は縁革でした。
↑全体的に縁革が痛んでいるのが前提です。
よく見ると財布の外側、メインの革をそのまま折りこんで縁革にしているのです。
この構造が思考停止した原因の一つです。
パッと表側を見た時に、つるっとした1枚の革だけ見える。。のがこの財布のデザインの大事なところかと思いました。
↑このつるっと1枚革!って感じです(‘ω’)ノ
ただ現実には、この縁革、もうぼろぼろで利用できないんです。
構造が複雑で縁革が無いと、コバ(端っこ)の部分には何層もの(革、布、革、布)が見えてくる財布です。
1枚革を巻き込んで複雑な構造をシンプルに見せている財布だという事です。
その巻き込んだ革がぼろぼろで使えないとなると。。
・新しく縁革を作って側面を覆う→
①表面のデザインの印象がかなりおかしくなりそう。。
②周囲全体なのでその革の厚み分、全体的に分厚くなってしまう。。
どう想像してもデザインおかしなりそうだったので却下!!
。。何回考えてもその方向だけは却下!になっちゃうんですよね~(;´∀`)
じゃあ、どうすんの?って話です。。
・・・・・一個一個の経緯を文章で説明すると、とんでもなく長くなりそうなので、
作業の流れだけ、、紹介していきます(‘◇’)ゞ
問題は上記の事だけでなく、
色んな問題が色んな方向から混じり合いまくって
アタマの中でギュッと答えにならんかっただけです。
結論としては、折り込まれた元々の古くなった縁革を全部さっぱりカットしました!
そうする事には多少、勇気がいりましたが、ようやく前に進めました。
↑この凸凹部分の修理もするので、、
↑まず近い色の革を内側から貼り付けて欠けた革の補充をしました。
↑ただ革当てただけでは長持ちしません!
ベースの革にはもう強度が期待できないので、強度は補強テープに担っていただきます!( `ー´)ノ
この仕込みを周囲にしています。
なのでぼろぼろに見える革だけど、両手で引っ張ってもビクともしない財布に仕上がるはずです~(^^)/
はい!今日はここまで~(^^♪
財布はもう完成しているので時間がある時に続き更新していきます~