Posts Tagged ‘パイピング修理’
ルイヴィトン ビジネスバッグ 底4隅革当てパイピング修理
今回はルイヴィトン ビジネスバッグ 底4隅革当てパイピング修理です。
革が裂けて中からパイプが飛び出してきています!
こんな場合は鞄をばらして修理していきます。
裂けた革部分の上から新しい革をかぶせる修理で
失敗の出来ない難しい修理です~(゚Д゚;)
なんとか失敗せずに今に至りますが、、今回はどうか。。
集中~!して頑張ります!!!(‘◇’)ゞ
とりあえず鞄をひっくり返さな始まらん!
えい!
固っ!
がっちりした鞄は普通にはひっくり返らないんですね~分かってましたが。。(;´∀`)
あまり修理箇所以外はバラしたくないので、
出せるだけ底を引っ張り出してなんとか修理していきます~。
↑ひっくり返して縫いをほどいて、ようやく修理箇所出現!!
恐ろしく窮屈な状態、、こんなんで修理できるかいな~( ;∀;)
、、、、しばらく格闘してようやく修理できるくらいまで引き出せました。
丸いデザインの既存の革の始点と終点を、今回は革当ての長さとします!
元のデザインのラインを活かすかどうかは、
修理する人の好み、、というか修理センスというか、、です(*^。^*)
デザインの為に、修理する面積や長さが必要以上に増えるというのは
自分の腕との相談になりますし、正直めんどくさい、、ですからね~(/ω\)
穴を塞ぐのが第一の目的なんで、それはそれでOKです!
4隅の革の長さがバラバラ(穴の大きさによる)って事も普通にあると思います。
カギしっぽ工房ではなるべく自然な修理をすべく日々悩んでいる感じです。
今回、モロに裂けているのは1カ所ですが、補強の意味やデザインを統一するために
4か所(4隅)いっぺんに修理します。
格闘の末、仕上がったのがこちら!
円のデザインに合わせて修理しているので革の境目に違和感が少なくなります。
作業途中にすこしズレたりもするので、厳密にいえばすべて同じ位置ではないですが
今回も失敗なしで4隅の修理完了しました~(^^)/
ルイヴィトン ビジネスバッグ パイピング修理 4か所 ¥14000 でした~。
他県からのご来店&お引き取り、ありがとうございました~!!
コーチ バッグ 持ち手黒ズミクリーニング 疑似パイピング修理
今回はコーチ バッグ 持ち手黒ズミクリーニング 疑似パイピング修理です。
持ち手の黒ずみがマシになれば・・との事でクリーニングします。
持ち手の黒ずみはクリーニングで全く変わらない場合もあります。
その時は革巻いたり、作り直したりすると、、費用も高くつきます(;´∀`)
持ち手を重点的にクリーニングした結果こんな感じ↓
だいぶマシになりましたな~(^^♪
今回はクリーニングでOK出ました~。
そして、次に・・・疑似パイピングです。
なんじゃそりゃ?!ですよね~(´・ω・`)
バッグの底のパイピング部分の修理なんですが。。
↑これがパイピング部分。
革が裂けて中のパイプが飛び出した状態、、見栄えが悪くなりますよね。
通常カバンをバラシて革をあてて補強するのですが
金額がどうしても高くなります。(4か所で¥12000くらい)
一応言っときますが、強度的にも間違いないのはこっちです!
でも高い。。(/_;)
なので見た目だけでも安くなんとかならないか、、と考えて編み出した
当店オリジナルの修理法
それが疑似パイピングなのです~(^^♪
名前がどうしようもなくダサい事以外はなかなか好評です。(笑)
↑はい!こんな感じです!
特殊な塗料で色作って穴埋めてるんです(^^)
柔軟性もありますし、触った感じも普通に大丈夫そうには仕上がります。
ただ場所が場所だけにすり減りやすくダメージを受けやすい場所ってことを考えると
やはり長く持つのは革になりますが。
値段の選択肢を増やす為に考えて作り出した新サービス「疑似パイピング」!
名前がどうしようもなくダサい事以外はなかなか好評です。(笑)
コーチ バッグクリーニング ¥4980 疑似パイピング4か所で¥5500 でした~。
ご依頼ありがとうございました~(^^)/
ディオール バッグ パイピング合皮劣化の為 再コーティング修理
今回はディオールのバッグ パイピング修理です。
ビフォーの全体像撮り忘れてますが、、こんな症状です。
触るとねたねた、削るとぽろぽろ。。
合皮の劣化の特徴です。。((+_+))
キレイなピンクのパイピングが劣化で剥離して下地がむき出しになっていってます。
ショップでは修理対応不可だったようです。
これ全部やり直すとしたら完全にバッグをばらさないと無理なんで。。
買い替えすすめられるのは当然ですね。
新品同様にする方が難しいですからね~(´・ω・`)
今回遠方からの来店でご相談いただき、このままだと使わないとの事なんで、
お任せいただき、修理してみる事になりました。
パイピング全部ばらすとかはしません!
。。。元に戻す自信ないんで(笑)
今回は合皮を全て取り除き、新たに上からコーティング剤を塗り重ねていきます!
色を調合するのですが、コーティング剤の色がうまく混ざってくれるかも大事なポイントです。
作業始め!
↑無理やり勢い付けましたが、、地味な作業が長々と続きます(/_;)
爪やら、爪楊枝やらでひたすら合皮を掻き出します~
もうやるしかない!ひたすら掃除掃除です。
↑様子を見ながらじっくり塗り進めるの図
重ね塗りで色を濃くしてきます!
↑半分とりあえず終了~どや!(*’▽’)
ある程度試してこの方法でイケル!と思ってからは一気に進めました。
バッグを開いて中に入り込む部分にもきっちり色を乗せていきます。
がさつな性格なのであまりマスキングテープは使いません。
テープを信頼しきって、そしてテープに裏切られる。。
剥がしたら「なんでやねん!」(笑)。。二度手間、三度手間になったりが多いので、最近あまり使わなくなってます。
そのかわり集中!!!して作業しています。
自分の目で見えるものしか信じない!ってな感じです~。
そんなこんなで完成です~(^^)/
どうでしょう?
触ってもサラサラしてていい感じです。
コーティングを塗り重ねているので強度もあるのが触って分かります。
今回のディオール 合皮劣化のパイピング コーティング修理は¥5000 でした~。
時間はひたすらかかりましたが。。
お客様には喜んでいただけました~
疲れも吹っ飛びますよ~(^^♪
ご依頼ありがとうございました~!
ポールスミス バッグ 隅角破れの革当てパイピング修理
今回はポールスミスの鞄 隅の破れ修理です!
中の芯が折れて突き出てきています。
この修理をパイピングの修理と言ってます。
鞄をばらさずに行ける場合もありますが、今回の鞄は
その部分の縫いを全部ほどいて補強の革を組み込む必要があります。
最終的にごまかしが効かないので難しい修理の一つです(^o^)。
↑内側ばらす途中の図
何層にもなっていてほどくのが怖い!( ;∀;)
ここに新しい革を組み込んで縫うんです。。
だ、大丈夫か!?って感じですが、やるしかない!
↑ばらしたら拡がって中の青い糸が出てきてます、だ、大丈夫か!?
↑色々下処理をして革を組み込んでいきます。
薄い革しか使えないので、ちょっとばかり補強した革を使います。
↑革の組み込み完了~!
ここまでは簡単です。問題は縫いだけ!
殿!失敗は許されませんぞ~!( `ー´)ノ
・・・・・えい!
。。。
完了~!!
がっちり縫えました~(^^♪
今回は2か所、パイピングの修理いたしました~。
1か所 ¥2500 になります!
4か所(4隅全て)一度に修理なら割引も致します~。
ご利用ありがとうございました!(^^)/